ボードゲーム「フィアーレス」ルールと感想|初心者も楽しめるトリックテイキング
フリードマン・フリーゼ作のカードゲーム「フィアーレス」は、運だけでなく戦略や記憶力も試されるトリックテイキングゲームです。今回は、ゲームのルールや魅力、そして実際に遊んだ感想を交えて紹介します。
ゲームの概要
- プレイ人数:3〜5人
- プレイ時間:30〜45分程度
- 目的:各ラウンド終了時にコマをスタート地点(0地点)に近づけ、失点(恐怖ポイント)を最小にする
スタート地点から遠くなると距離分が失点になるため、プラス方向でもマイナス方向でもバランスを取る戦略が必要です。
ルールの詳細
カード構成
- 数字カード:-6から+6まで
- 4色のスート(赤・青・緑・黄など)
- 切り札なし
- ワイルドカード「0」:どの色としても使用可能
ゲームの流れ
- リード:スタートプレイヤーがカードを1枚出す。この色がそのトリックのリードカラーとなる。
- フォロー:他のプレイヤーはリードカラーのカードを持っていれば必ず出す(マストフォロー)。持っていない場合は自由に出せる。
- トリック勝者決定:リードカラーの中で最も数字の大きいカードを出したプレイヤーが勝者となる。
- コマの移動:勝者はトリックで出された全カードの合計値分だけコマを移動。プラスはプラス方向、マイナスはマイナス方向。
- 次のトリック:勝者が次のスタートプレイヤーとなり、手札がなくなるまで繰り返す。
得点計算
- ラウンド終了時、コマの位置の絶対値がそのまま失点(恐怖ポイント)となる。
- 例:+10なら10点、-12なら12点
- ラウンド中にトリックを一度も取れなかった場合、ペナルティとして15点の失点
ゲームの魅力
- カードカウンティング:出たカードを記憶することで戦略が深まる
- バランス感覚:プラス・マイナスに振れたコマを次ラウンドでどう戻すか考える戦略性
- 駆け引き:勝ちたいトリックで大きな数字を出す、相手にマイナスカードを出させるなどの読み合い
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感想
マストフォローのゲーム――そう聞くだけで、私は少し身構えてしまう。自由度が制限され、相手の手によって翻弄される感覚…。正直言えば、これまで苦手意識が強かった。しかし、「フィアーレス」を手にした瞬間、その印象は一変した。
このゲームは、複雑な戦略や覚えることの多さはない。しかしそのシンプルさの中に、静かで深い楽しさが潜んでいる。相手に支配されている感覚はなく、まるで自分の意志でカードを選び、流れを操っているかのような感覚――これこそが、ゲームの本質的な面白さだ。
さらに魅力的なのは、勝利の形が一つではないこと。点をひたすら集めればいいわけでもなく、その場にじっと留まれば安全というわけでもない。この絶妙なルール設計が、初心者でも戦略を考えながら楽しめる理由だ。小さな一手が、大きな波紋を呼ぶ。緊張感と解放感が交互に訪れ、心の中で静かな興奮が渦巻く瞬間――まさに「恐怖ポイントのジェットコースター」だ。
もちろん、ボードゲームに慣れたプレイヤーにも、このゲームは懐かしさと新鮮さを同時に届けてくれる。カードを読み合い、勝つべきトリックを狙う駆け引き。計算と感覚、そしてちょっとした運が絡み合う、その絶妙なバランスが、プレイヤー同士の緊張感を生む。
トリックテイキングの世界にまだ慣れていない人にこそ、最初におすすめしたい一作。それが「フィアーレス」だ。他にも人気のあるカードゲームはあるが、このゲームには独特のリズムと深みがある。単なる運任せではなく、手札とコマを通じて、自分の意思で流れを操る快感を味わえる――だから私は自信を持って言える。「これは、普通におすすめだ」と。

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