「ハステ・ヴォルテ?」感想&ルール解説:言葉で駆け抜ける白熱のすごろくゲーム
感想:言葉で駒を進め、戦略で勝利を掴む
人は誰も、誰よりも早くゴールにたどり着きたいものです。たとえそれが双六でも、たとえそれが紙とペンだけの世界でも――その衝動は止められません。
しかし、このゲームにはサイコロはありません。振るものも、出目を待つ時間もない。では、どうやって勝利を掴むのか?その答えは、あなたの頭の中にあります。言葉――連想の力こそが、あなたを勝利へと導く鍵なのです。
お題が提示されると、プレイヤーは必死に言葉を紡ぎ出します。しかし、このゲームの真骨頂は「全員で同じ言葉は一度しか使えない」というルール。つまり、どんなに多く連想しても、他のプレイヤーが先に使った言葉は封印されるのです。
そして、さらに悩ましいのは「多く進もうとする者ほど後から答えなければならない」ということ。使える言葉が刻一刻と減る中で、次々とアイデアを絞り出す必要があります。ここで求められるのは、単なる知識ではなく、閃き、瞬発力、そして戦略眼。まさに「言葉の魔術師」の舞台です。
もちろん、そんな人も存在します。愛読書は広辞苑、頭の中には無限の語彙が詰まったプレイヤー――彼らはどんどん駒を進め、誰も追いつけない速度でゴールに迫ります。しかし、ゲームは彼らにだって容赦しません。先に進む者には、必ず「ハンデキャップ」が襲いかかるのです。入札カードを表向きに出すペナルティ、進行を阻むマス…独走を許さない絶妙なルールが、最後まで緊張感を生み出します。
こうしてゲームは、笑いと興奮、緊張と歓喜が入り混じる白熱の戦場へと変貌します。単純な言葉遊びのはずが、ここでは駆け引きの嵐が吹き荒れ、誰もが戦略家となり、誰もが「言葉の勝利者」を目指すのです。
結局、このゲームをやることは決まりました。でも、問題はひとつ。「広辞苑を買うかどうか」です。本気でこのゲームに挑むなら購入もありですが、私なら買いません。なぜなら、このゲームの醍醐味は、知識だけではなく、頭の中の閃きと直感、そして仲間との駆け引きそのものだからです。
言葉で進み、言葉で勝つ――「ハステ・ヴォルテ?」は、ただのボードゲームではありません。言葉を武器に、思考と戦略で競い合う、まさにパーティーゲーム界の戦慄の名作です。
ゲームのルールと遊び方
1. お題の決定
山札からお題カードを1枚引き、親プレイヤーがお題を1つ選びます。カードには「〇〇で終わる単語」や「おとぎ話に出てくる登場人物」など、10種類のお題が書かれています。
2. 単語の書き出し
親が選んだお題を読み上げたら砂時計をひっくり返し、全プレイヤーは制限時間内に連想できる単語をできるだけ多く紙に書き出します。
3. 入札(ベット)
単語を書き終えたら、各プレイヤーは「今回、自分はいくつ答えられるか」を宣言。数字の書かれたカード(入札カード)を裏向きに出して入札します。
4. 回答とコマの移動
全員の入札カードを同時に公開し、入札した数字が一番小さいプレイヤーから順に回答します。
- 成功した場合:宣言した数だけ他のプレイヤーがまだ言っていない単語を答えられれば、その数だけ自分のコマを進める。
- 失敗した場合:途中で答えが思いつかなかったり、他のプレイヤーがすでに言った単語しか残っていなかった場合は、コマを進められない。
ルールのポイント
- 後から回答する人ほど使える単語が少なくなるため、少ない数で安全に入札する戦略も重要
- 他の人が思いつかないユニークな単語を書ければ、一気にゴールに近づける
- ハンデキャップマスで独走を防止
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