ローゼンケーニッヒ攻略&感想|熱き戦略とドラマを味わう二人用ボードゲーム






二人用ボードゲーム『ローゼンケーニッヒ』解説&感想|戦略とドラマの薔薇戦争


二人用ボードゲーム『ローゼンケーニッヒ』解説&感想|戦略とドラマの薔薇戦争

ゲーム概要

東京・恵比寿のボードゲームカフェ「アジトベル」の店長・浅井さんが解説する二人用ボードゲーム『ローゼンケーニッヒ』。15世紀イギリスの王位継承を巡る「薔薇戦争」をテーマにした陣取りゲームです。

  • ジャンル:エリアマジョリティ(陣取り)
  • プレイ人数:2人(4人ルールも可能)
  • 対象年齢:10歳以上
  • プレイ時間:約30分

ゲームの目的

自分の色の紋章コマをボード上に置き、縦横で繋がる同色のコマの集まり「領土」を作ります。得点は領土のコマ数の2乗で計算され、合計点が高いプレイヤーが勝利します。

得点例

  • コマ1個 → 1 × 1 = 1点
  • コマ4個 → 4 × 4 = 16点

ゲームの準備

  1. 王冠コマ(黄色)をボード中央に置く
  2. 白プレイヤーは王冠側、赤プレイヤーは対面に座る
  3. 騎士カードを各自4枚受け取る
  4. 進軍カードを5枚ずつ配布(山札は残す)。カードの王冠の向きをボードに揃える

手番でできること

手番では以下の3つから1つを選択できます。

① 進軍カードで王冠コマを動かす

カードに描かれた方向・距離に従って王冠を動かし、移動先に紋章コマを置く。途中で他のコマを飛び越えられるが、移動先にコマがある場合は置けません。

② 進軍カード+騎士カードを同時使用(1ゲーム4回まで)

移動先が相手コマでも奪って裏返すことができる強力アクション。逆転の切り札。

③ パスしてカード補充

手番でカードを使わず山札から1枚引く。手札は最大5枚まで。

ゲーム終了条件

  • いずれかのプレイヤーが紋章コマをすべて置く
  • 両者が連続パスし、行動できなくなる

同点の場合の決着

  1. より大きい領土のあるプレイヤーが勝利
  2. それでも同点なら、置いた紋章コマの数が多い方が勝利

■ 感想

薔薇──その名を耳にするだけで、世界はドラマチックに色づく。
そして、このゲーム『ローゼンケーニッヒ』も例外ではない。
15世紀のイギリス、王位を巡る激烈な戦争を背景に、あなたは赤か白かの旗を掲げ、戦場に挑む。
ゲームの開始は、ふざけ合いの戯れに過ぎないかもしれない。だが、時が進むにつれ、盤上に広がる戦局は熱を帯び、手に汗握る攻防へと変わっていく。
一手一手が、あなたの中で散る薔薇のように切なく、そして美しく胸を打つ──。

このゲームの魅力は、戦略性の高さだけではない。
カードを引くたび、運命の歯車が微妙に狂い、想定外の展開があなたの目の前で繰り広げられる。
思い通りにならない苛立ちと興奮、限られた手札で最善を模索する焦燥感。
ここに生まれるのは、まさに“制御不能の戦場”だ。

将棋やチェスのような純粋な知力勝負では味わえない、力なき者が逆転を成し遂げる快感。
絶望の中で一手が勝利を呼ぶ瞬間、その高揚は言葉にできないほど強烈だ。
そして、勝利を手にした瞬間、静かに、しかし確かに、相手の墓標に一輪の薔薇を添える。
それは、単なる勝利の象徴ではなく、戦いの尊さ、そしてゲームに宿る物語そのものだ。

『ローゼンケーニッヒ』──
それは、戦略と運命が交錯する、究極のドラマ。
一度手にすれば、あなたの心は戦場の薔薇とともに揺さぶられる。
勝っても負けても、このゲームは決して忘れられない物語を残すだろう。

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