「好き」を言語化する力――自分の心と向き合う旅
あなたは、自分の「好き」を本当に言葉にできますか?
言語化――この行為は、意外と難しいものです。ただ「いいな」「すごい」と思っただけでは、その感情の奥にある熱量や理由は、相手には届きません。感想を書くたび、私は自分自身と向き合う瞬間を感じます。心の中で生まれた熱を、言葉に変えて形にする作業は、まるで自分の内側を覗き込む冒険のようです。
ブログでは、気に入った動画や作品を見たとき、感じたことを率直に書き留めています。その際、他の人の意見は一切見ません。これもまた、この動画で語られている「自分の言葉で語る」という極意を、無意識に実践していたのかもしれません。
ありきたりな言葉に頼らない挑戦
とはいえ、ありきたりな言葉を完全に避けられているかというと、正直自信はありません。
日常生活でも、「やばい」「最高」「泣ける」といった表現をつい口にしてしまうことがあります。気づきながらも、無意識のクセはなかなか消えません。それでも、こうした挑戦を続けることで、言語化力は少しずつ磨かれていきます。まさに、平凡な言葉を越えて、自分だけのオリジナルな表現を作り出す――これは小さな革命の始まりです。
好きなものから始める言語化の魔法
「好き」を言語化することに成功すれば、それは単なる表現力の向上に留まりません。
同じように、「嫌い」や「違和感」をも言葉にできる力が育まれます。言語化は、コミュニケーションを円滑にし、価値観や行動を変化させる――魔法のような力を秘めています。
だからこそ、嫌なことを題材に練習するより、まずは「好きなもの」を深く掘り下げ、言葉にしてみるのが効果的です。好きなものをもっと好きになる――そのプロセスそのものが、人生を豊かにする自己成長の旅なのです。
言葉にすることで、自分の世界は広がる
感情を言語化することは、自分の内面を整理するだけでなく、新たな発見や気づきを生み出します。
「なぜ私はこれが好きなのか」「どこに心を動かされたのか」――その問いかけの先には、自分でも知らなかった価値観や情熱が眠っているかもしれません。
言葉にすることで、感情はただの思いから、他者にも届くメッセージへと変わります。小さな一歩の積み重ねが、自分の世界を、そして他者との関係を劇的に豊かにしてくれるのです。
最後に
嫌なものを言語化するより、好きなものをより深く楽しむために言葉にする――
それは、自分を知る旅であり、人生を豊かにする冒険でもあります。
今日も、あなたの「好き」に耳を澄ませ、心の声を言葉にしてみませんか?
「好き」を言語化する技術|三宅香帆『「好き」を言語化する技術』解説
日々の生活で、あなたは自分の「好き」をどれだけ人に伝えられていますか?
三宅香帆さんの著書『「好き」を言語化する技術』では、感情のままの曖昧な表現を脱し、相手に魅力的に「好き」を伝える方法が紹介されています。今回は、その内容を動画解説をもとにまとめました。
なぜ「好き」を言語化する必要があるのか?
浅い感想からの脱却
多くの人は感動したとき、「ヤバい」「最高」といったありきたりな言葉で表現しがちです。しかし、それだけでは何がどう素晴らしいのかが相手に伝わらず、感想が薄っぺらく見えてしまいます。
自己理解につながる
自分の「好き」を具体的に言葉にすることで、「なぜ自分はこれが好きなのか」が明確になります。例えば:
- 「ニューバランスのスニーカーが好き」
- →「軽くて履き心地がいいから」
- →「自分は『軽さ』という価値観を大事にしている」
このように、自分の価値観や人間性を知るきっかけにもなります。好きなものは、いつの間にか自分の一部になっているのです。
「好き」を言語化する6つのステップ
1. 周りの感想を見ない
感動した直後にSNSなどで他人の感想を見ると、無意識にその意見に流されてしまい、自分本来の感想が薄れてしまいます。まずは自分の言葉で表現してから、他人の意見に触れることが大切です。
2. ありきたりな表現(クリシェ)を避ける
「泣ける」「ヤバい」「考えさせられる」などの言葉は、テンプレートのように聞こえ、オリジナリティが失われます。自分自身の言葉で表現することを心がけましょう。
3. 「どこに感動したのか(Where)」と「なぜ感動したのか(Why)」を明確にする
漠然とした感想ではなく、「どのシーンの、何に」感動したのかを特定し、「なぜそこに心を動かされたのか」を深く考えることで、感想に説得力が生まれます。
4. 誰に向かって語るかを想定する
伝える相手を具体的に設定することで、前提知識や言葉選びが変わります。例:
- 同じものが好きな仲間向け
- 作品を全く知らない人向け
- 過去の自分向け
5. 伝えたいポイントを一点に絞る
良い点を全部伝えようとすると、話が薄くなります。「これだけは伝えたい」という要点を一つに絞ることで、メッセージが深く相手に届きます。
6. 忘れないうちにメモする
感動の鮮度はすぐに落ちます。SNSに直接投稿するのではなく、スマホのメモアプリなどに自分の感想を書き留めておくと、「ワンクッション」として内容を整理でき、より質の高い表現につながります。
「好き」を言語化することで得られるもの
- 他者とのコミュニケーションが豊かになる
- 自分の価値観や人間性をより深く理解できる
- 感情表現がオリジナルで魅力的になる
「好き」を言葉にすることは、自分自身を知る旅であり、他者とつながる力にもなるのです。
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