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  • 協力して役を作るのに、全員は勝てない。サーフォサウルス MAX 感想&ルール解説

    協力して役を作るのに、全員は勝てない。サーフォサウルス MAX 感想&ルール解説

    協力して、報われない。――サーフォサウルス MAX レビュー&ルール解説

    全員でポーカーの役を作れ。
    そう聞くと、協力ゲームだと思うかもしれない。

    だが、このゲームは違う。
    協力はするが、救われるとは限らない。

    『サーフォサウルス MAX(Surfosaurus MAX)』は、
    恐竜がサーフィンをするという、あまりにも軽快な見た目とは裏腹に、
    静かで、鋭く、そして残酷な判断を迫ってくるカードゲームだ。


    どんなゲーム?

    本作はいわゆる「変則ポーカー」。
    ただし、役を作るのは一人ではない。

    プレイヤー全員で、場に出たカードを使い、ひとつのポーカー役を完成させる。
    フラッシュか、スリーカードか。
    役の完成そのものは、全員共通だ。

    だが――
    得点できるかどうかは、まったく別の話になる。


    基本ルール

    ● 手番にやること

    • 手札からカードを1枚、場に出す
    • 山札からカードを1枚補充する

    これを繰り返し、
    全員が2枚ずつカードを出した時点でラウンド終了。
    そこで得点計算に入る。

    ● 役の判定(協力パート)

    場に出たすべてのカードを見て、
    「今、この場で作れる一番強いポーカー役」を判定する。

    重要なのは、
    誰の役か、ではなく「場の役」だという点だ。


    得点ルール ― このゲームの核心

    役が決まったあと、
    得点できるのは次の条件を満たしたプレイヤーだけ。

    • 自分のカードが、その役を構成している
    • その中で、数字が大きい上位4枚に入っている

    この瞬間、
    同じ役を見ていたはずのプレイヤーたちは、
    はっきりと分断される。


    数字と得点が反転するジレンマ

    このゲームをただのポーカーで終わらせないのが、
    数字と得点の逆転関係だ。

    数字が大きいカードは、残りやすい。
    得点化しやすく、安定している。
    だが、点数は低い。

    数字が小さいカードは、得点が高い。
    刺されば一撃必殺。
    だが、役が完成した瞬間、真っ先に弾かれる可能性が高い。

    安定か。
    一発逆転か。

    その選択を、
    全員が同じ場を見ながら、同時に迫られる。


    感想:協力の意味が、最後に反転する

    全員でポーカーの役を作れ。
    そう言われれば、協力ゲームに見える。

    だが、これは協力ではない。

    役は完成させなければならない。
    なぜなら、役が完成しなければ、
    全員がゼロ点だからだ。

    だから協力する。
    いや、正確には――
    協力せざるを得ない。

    ここにある読み合いは、
    相手を貶めるためのものではない。
    役を成立させるための読み合いだ。

    誰かが流れを作り、
    誰かがそれに乗り、
    それでも、全員が報われるわけではない。

    役が完成した、その瞬間。
    協力は、意味を変える。

    同じ波を作ったはずなのに、
    その波に乗れる者と、
    弾き飛ばされる者に分かれる。

    このゲームにおける協力は、
    勝つための協力ではない。

    舞台を整えるための協力。
    その舞台の上で、
    最後に光を浴びるのは、ほんの一部だ。

    静かで、鋭く、そして強烈に記憶に残る。
    そんな一作である。


    紹介動画


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  • 運だけじゃない。 バースト前提で考えるボードゲーム『SPOTS(スポッツ)』徹底レビュー

    運だけじゃない。 バースト前提で考えるボードゲーム『SPOTS(スポッツ)』徹底レビュー


    可愛い顔して、理性を削る。
    ダイスと犬のチキンレース『SPOTS(スポッツ)』完全レビュー

    アークライトから日本語版が発売されたボードゲーム
    『SPOTS(スポッツ)』
    ダルメシアンのブチ模様をダイスに見立てる――
    その発想だけで、すでに心を掴みに来ている。

    本記事では、ゲームの概要とルール、実際のプレイ動画、
    そして遊んだ後に残った感情を、ナレーション風の感想としてまとめて紹介する。


    ゲーム概要

    • タイトル:SPOTS(スポッツ)
    • ジャンル:ダイス/プッシュ・ユア・ラック
    • プレイ人数:1〜4人
    • プレイ時間:約30分
    • 勝利条件:完成した犬カードを6匹集める

    犬。ダイス。運試し。
    見た目はファミリー向け。
    だが中身は、容赦なく胃にくる。


    ルール解説(要点)

    手番でできること

    自分の手番では、以下のどちらかを選択する。

    ① アクションタイルを選ぶ

    • タイルに書かれた数のダイスを振る
    • 出目を犬カードの空きマスに配置
    • 置けないダイスは「庭」に置く
    • 使用したアクションは裏返り、全て使うまで再使用不可

    ② 犬を完成させる

    • すべて埋まった犬カードを完成扱いにする
    • ダイスを取り除き、新しい犬カードを補充

    バースト(失敗)

    「庭」に置かれたダイスの合計が8以上になるとバースト。
    未完成の犬カードと庭のダイスはすべて失われ、手番は即終了となる。

    8。
    あまりにも低い数字。
    だからこそ、このゲームに安全圏は存在しない。

    骨チップ

    骨を1つ消費することで、任意の数のダイスを振り直すことができる。
    安心材料であり、最後の命綱でもある。


    プレイ動画


    感想

    ダルメシアンのブチが、ダイスに見えた。
    その一瞬のひらめきから、このゲームは生まれたのだろう。
    『SPOTS(スポッツ)』――発想だけで拍手したくなる、奇跡のボードゲームだ。

    見た目は可愛い。
    犬。ブチ模様。ころころ転がるダイス。
    だが、騙されてはいけない。
    このゲームの正体は、理性を削る選択の連続だ。

    運に全振り?
    確かに、ダイスは無慈悲だ。
    出る目は選べない。祈っても懇願しても、裏切る。
    だが、ここで終わらないのがスポッツの恐ろしさだ。

    プレイヤーは、アクションを選ぶ。
    何個振るか。どこまで踏み込むか。
    そして一度選んだアクションは、しばらく使えない。
    選択は、次の自分を縛る。

    さらに追い打ちをかけるのが、バーストの存在。
    庭に置いたダイスの合計が8以上で――全てが崩壊する。

    8。
    たった8だ。

    余裕なんてない。
    安全圏など存在しない。
    これは優しさではない。
    「壊れる前提で進め」という、冷酷な設計だ。

    だからこのゲームでは、
    バーストすらも戦略になる。
    踏み込むか、逃げるか。
    守るか、捨てるか。
    判断を誤れば、犬も、努力も、全部消える。

    それでも人は、もう一度ダイスを振る。
    欲しい目が、そこにある気がしてしまうからだ。

    そして気づけば、笑っている。
    叫んでいる。
    悶絶している。

    スポッツは、
    勝ち負け以上に「感情」を引きずり出すゲームだ。

    ゲームが終わったら、
    きっと誰かが言うだろう。
    「もう1回やろう」
    あるいは、
    「101匹わんちゃんでも観るか」

    そう、このゲームは
    本気で削って、最後にちゃんと緩む。
    そんな時間のためにある。

    可愛い皮をかぶった、チキンレース。
    理性と運の、殴り合い。

    『SPOTS(スポッツ)』は、
    心を軽くする休日にこそ遊びたい、
    とても意地悪で、とても優しいボードゲームだ。


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  • シンプルなのに熱狂必至!年末年始に最適なボードゲーム『ワームス(WORMS)』

    シンプルなのに熱狂必至!年末年始に最適なボードゲーム『ワームス(WORMS)』


    年末年始に絶対盛り上がる!シンプルなのに胃が痛いボードゲーム
    『ワームス(WORMS)』徹底紹介

    年末年始。
    人が集まる。
    笑いたい。
    でもルール説明に時間はかけたくない。

    そんな場面で確実に場を温めてくれるボードゲームがある。
    それが今回紹介する――
    『ワームス(WORMS)』だ。

    ルールは驚くほどシンプル。
    だが、終盤に向かうほど選択が重くなり、
    「振るか、逃げるか」という究極の判断を迫られる。

    ゲーム概要

    ゲーム名:ワームス(WORMS)

    プレイ人数:複数人

    目的:最後まで生き残ること

    ジャンル:バトルロイヤル/チキンレース

    ワームスは、
    「最後に生きていた人が勝ち」という非常に分かりやすいゲーム。

    特徴はただ一つ。
    盤面がどんどん狭くなり、逃げ場がなくなること。

    基本ルール:青いダイスで進め

    • 青いダイスを1個振る
    • 出た目の数だけ、ワームの「頭」を前進させる
    • 移動元のマスに胴体パーツを残す

    進めば進むほど、
    盤面は自分たちの体で塞がれていく。

    つまり――
    全員で、全員の首を絞めていくゲームだ。

    脱落条件:進めなかったら即終了

    ダイスの目の分、進めなかった時点で脱落。

    • 他人のワームに塞がれた
    • 自分の胴体にぶつかった
    • 壁に阻まれた

    理由は何でもいい。
    進めなければ即負け。

    起死回生の選択肢「赤いダイス」

    盤面が詰みかけた時、
    プレイヤーはもう一つの選択肢を手にする。

    それが――赤いダイス。

    • 無地:生存(進まず手番終了)
    • ×(バツ):即脱落

    進まない代わりに、
    生きるか、死ぬかを運に委ねる。

    感想

    ワームス。
    このゲームは、始めた瞬間からゴールが見えている。

    いや、正確に言えば――
    「終わり」が見えている。

    動けなくなったら負け。
    そのルールは、あまりにも潔い。
    そして残酷だ。

    伸びたくない。
    できれば、今のままでいたい。
    だが、ワームは必ず伸びる。

    サイコロを振るたび、前に進み、
    そのたびに、自分の体が置き去りにされる。

    それは成長ではない。
    未来の自分を縛る鎖だ。

    最初は、余裕がある。
    盤面は広く、道も多い。

    「まだ大丈夫」
    「次も行ける」

    ――その油断が、確実に首を絞める。

    気づけば、
    自分の体が壁になり、
    他人の体が迷路になり、
    盤面は、逃げ場のない檻へと変わっていく。

    やがて来る。
    誰にでも、必ず来る。

    赤いダイスを手に取る瞬間が。

    ここから、ワームスは別の顔を見せる。
    戦略は薄れ、
    計算は意味を失い、
    残るのは――運と覚悟だけ。

    進まない。
    だが、生き残るかもしれない。

    ×が出れば即終了。
    問答無用。
    希望も、言い訳も、挟む余地はない。

    無地が出た。
    ――生存。

    もう一度。
    また、無地。

    「嘘だろ」
    「まだ生きてるぞ」

    テーブルに、ざわめきが走る。
    笑い声が漏れ、
    誰かが頭を抱える。

    そして、奇跡は時に続く。

    同じ面が、5回連続で出る確率。
    0.077%。

    冷静に考えれば、
    起きてはいけない数字だ。

    だが、ワームスでは起きる。
    起きてしまう。

    そして、その瞬間、場は確信する。

    「今日、このゲームを出して正解だった」と。

    この運を、
    ワームスに使うか。
    宝くじに取っておくか。

    選ぶのは、あなただ。

    ただ一つ言えるのは――
    この赤いダイスを振る瞬間、
    誰もスマホを見ていない。

    ワームスは、
    軽い顔をした、
    感情直撃型バトルロイヤルだ。

    プレイ動画

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  • 毎手番が決断。安定と冒険の心理戦『シーソルト&ペーパー』を遊んでみた

    毎手番が決断。安定と冒険の心理戦『シーソルト&ペーパー』を遊んでみた

    【静かな心理戦】『シーソルト&ペーパー』とは?安定か、冒険か。選択がすべてを分けるカードゲーム徹底レビュー

    折り紙のように美しいカードアート。
    一見すると穏やかで、やさしいカードゲームに見える。

    だが、実際に遊ぶとすぐに分かる。
    『シーソルト&ペーパー』がプレイヤーに突きつけてくるのは、カードの集め方ではなく、選択の在り方そのものだ。

    ■ ゲーム概要

    • ゲーム名:シーソルト&ペーパー(Sea Salt & Paper)
    • プレイ人数:2~4人
    • プレイ時間:約30分
    • ジャンル:セットコレクション/心理戦
    • 特徴:
      折り紙作家・布施知子さんによる独特なアートワーク。
      そして、毎手番で迫られる「安定か、冒険か」という二択。

    ■ ルールとゲームの流れ

    1. 手番の選択

    • 山札から2枚引き、1枚を手札、1枚を捨て札にする
    • または、捨て札の一番上から1枚を手札に加える

    確実性を取るか、流れを読んで踏み出すか。
    この小さな選択が、後半に大きな差を生む。

    2. 得点(セットコレクション)

    同じ種類のカードを集めるほど得点は上昇。
    一部のカードは特定の組み合わせで効果を発揮し、戦略に幅を持たせる。

    3. ラウンド終了の宣言

    • ストップ:全員がそのまま得点。安全で確実。
    • ラストチャンス:全員に最後の1手番。勝てば大量得点、失敗すれば大失点。

    ここが、このゲーム最大の分岐点だ。

    🎤 感想

    このゲームで常に問われるのは、
    安定か、冒険か。
    手番が来るたび、その二択が静かに迫ってくる。

    安定を選んでも、ゲームは問題なく進む。
    大きな失敗はなく、手札も整いやすい。
    「無難に点を取る」だけなら、安定は正解だ。

    けれど、安定を選び続けるということは、
    どこかで 受け身になり続ける ということでもある。
    自分から流れを作らず、
    相手の動きに影響されやすくなる。

    冒険を選ぶプレイヤーが現れると、
    その差ははっきりする。
    捨て札の使い方、セットの奪い合い、
    そしてラウンドの終わらせ方。
    安定だけを選んでいると、
    相手の一手で状況が大きく変わってしまう。

    この構造は、どこか現実にも似ている。
    安全な選択は心地いいが、
    予想外の出来事には弱い。
    だからこそ、このゲームは
    「たまに冒険する価値」を教えてくれる。

    特に印象的なのが、ラウンド終了の宣言。
    確実に点を取る「ストップ」。
    すべてを賭ける「ラストチャンス」。

    どちらも正解で、どちらも怖い。
    だが、流れを掴んだ瞬間に踏み出せるかどうかで、
    結果は大きく変わる。

    『シーソルト&ペーパー』は、
    派手なゲームではない。
    けれど、静かな選択の積み重ねが、
    最後に大きな差を生む。

    安定と冒険、その間で揺れながら、
    自分で終わりを決める。
    その判断こそが、このゲームの一番の面白さだ。

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    「ただカードを掴むだけ」――なのに、なぜこんなにも盛り上がるのか?
    今回紹介する 『ゆび感クレーンゲーム チャンピオンシップ』 は、指先の感覚だけでカードを掴み取り、その枚数を当てるという超シンプルなゲーム。しかし、本当の地獄(=楽しさ)はその裏に潜んでいます。

    そう、周りのプレイヤーが 嘘をついて邪魔してくる のです。

    爆笑、混乱、疑心暗鬼。
    気がつけば全員が本気で叫んでいる。
    そんなパーティーゲームを、動画内容に基づいて分かりやすくまとめました。

    ■ ゲーム概要

    • ゲーム名:ゆび感クレーンゲーム チャンピオンシップ
    • プレイ人数:複数人(動画では4人)
    • ジャンル:パーティーゲーム・心理戦
    • コンセプト:
      指の感覚だけでカードを掴む“ゆび感”の勝負。
      しかし最大の特徴は、周りのプレイヤー(観客)が嘘・本当を混ぜながら叫び、チャレンジャーを惑わせる心理戦である点。

    ■ ルールとゲームの流れ

    ここでは、動画を参考に“実際のプレイの流れ”を分かりやすく整理して紹介します。

    1. 役割決めとターゲット決定

    • 1人が 「選手(チャレンジャー)」 に。
    • 他の全員は 「観客」 として選手を全力で惑わせる。
    • 山札から1枚引き、指定された枚数(ターゲット数)が決まる(例:15枚)
    • カードには「使えない指」「親指禁止」「人差し指のみ」など、指の制限が書かれていることも!

    2. ベット(賭け)タイム

    選手は 目を閉じて待機
    観客は「選手がどうなるか」を予想してベット。

    • JUST:ぴったり掴む
    • HIGH:多く掴む
    • LOW:少なく掴む

    これがそのまま「発言の方向性」になる。

    3. チャレンジ&ガヤ(ここが最大の盛り上がり!)

    選手は 目を閉じたまま指の感覚だけでカードを掴む。

    その瞬間、観客のガヤが嵐のように飛ぶ。

    JUST勢:「そのまま!完璧!」
    LOW勢:「少ないって!もっといける!」
    HIGH勢:「やばい多い!抜いて抜いて!!」

    嘘か本当か分からない。誰も信じられない。
    選手は指先と心の二重戦闘に突入する。

    4. ジャッジメント(判定)

    掴み終えたら目を開け、枚数を確認。
    空気は一瞬で張りつめ、そして爆笑が爆発。

    5. 得点計算

    • 選手:ぴったり → 高得点、ニアピンも加点
    • 観客:自分のベットが当たれば得点

    6. 勝敗

    役を交代しながら繰り返し、最も得点の高いプレイヤーが勝者。

    ■ 感想

    指で指定の枚数を取る。それだけ――そう、それだけのゲーム。
    「他に何かギミックあるんでしょ?」と聞かれても胸を張って言える。
    ない。潔いほどに、潔く、何もない。

    カードの束に手を伸ばし、指先だけを頼りに枚数を感じ取り、そっと持ち上げる。
    ただそれだけなのに、気づいたら全員が立ち上がり、叫び、笑い、崩れ落ちている。
    このゲームには、説明書には書かれていない魔性の盛り上がり装置が仕込まれているのだ。

    メインプレイヤー以外は、成功するかどうかを賭け、その結果に全力で寄せるために野次を飛ばす。
    もちろんそこに遠慮も容赦もない。あるのは嘘と本音の交差点。
    自分の勝ちに繋がるなら、嘘だって真実の顔をする。
    人間の本性が、指先ひとつで剥き出しになる瞬間。

    そして選手は目を閉じる。
    光を閉ざす行為は、人によってはマイナスにもなるし、逆に集中力を爆裂的に高めるスイッチにもなる。
    静寂の中で研ぎ澄まされていく“ゆび感覚”。
    心拍のリズムすらカードの重さに感じるような気がしてくる。

    そう、プレイヤーによっては、突然“ゾーン”に入ってしまうのだ。

    「わかる……わかるぞ……
    この厚み、この圧、空気の流れ……
    今、私はカードと会話している……!」

    みたいな精神世界へ足を踏み入れる可能性がある。

    だが言っておこう。
    そんな貴重なゾーンへの突入を、このゲームに使うのは完全にゾーンの無駄遣いである。

    なぜなら、目を開けた瞬間に周りの仲間が大爆笑しながらこう叫ぶからだ。

    「お前、全然違うやん!!」

    その落差が最高で、悔しくて、笑えて、もう一回やりたくなる。
    ただカードを掴むだけのゲームなのに、魂が震えるほど盛り上がる理由はここにある。

    “人間の嘘と真実が渦巻く、指先の心理戦”。
    “掴んだ瞬間に世界がざわつく、究極の無駄に熱くなれるゲーム”。

    これが『ゆび感クレーンゲーム チャンピオンシップ』の正体だ。

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    六華(リッカ)│麻雀を極限まで凝縮した「感覚の略奪ゲーム」レビュー&ルール解説


    🔍 六華(リッカ)とは?

    アークライトゲームズから発売されているボードゲーム『六華(リッカ)』
    「麻雀の体験をシンプルに再構築した」というキャッチコピーの通り、
    麻雀の面白い部分(役作り、駆け引き)だけを凝縮し、誰でもすぐに遊べるよう設計された作品です。

    🎮 ゲーム概要

    • タイトル: 六華(リッカ)
    • 発売: アークライトゲームズ
    • プレイ人数: 2〜5人
    • 特徴: 役はたった3つ。覚える負担0、駆け引きは濃厚。

    📘 基本ルール

    🏆 勝利条件

    最初に10点を獲得した人が勝利。

    🎴 3つの役(得点源)

    • 一色(イッシキ) / 1点:6枚の牌の「下の色」を揃える
    • 三連(サンレン) / 3点:同じ色で連番の3枚セットを2組作る
    • 六華(リッカ) / 6点:色を揃え、数字を1〜6まで連番にする最高役

    🎲 ゲームの流れ

    1. ドロー:山札 or 捨て札から1枚取る
    2. 判定:役の成立確認
    3. ディスカード:役が出来ていなければ1枚を表向きで捨てる

    捨て牌は全員が拾えるため、捨てた牌が相手の加点に変わる恐怖がある。

    💡 鬼の奥深さ「上下ひっくり返し」

    牌は上下を回転させることで色・数字が変わる
    「揃わない」と思った瞬間の大逆転が発生するドラマ性が魅力。


    🎤 感想

    ねぇ、麻雀やらない?
    ——この言葉には、何か禍々しい力がある。
    人生を狂わせる開口一番の誘い文句。
    夜を溶かし、友情を壊し、睡眠を奪う魔性のワードだ。

    しかし、その禁断の呪文が今——
    まったく違う姿へと生まれ変わる。

    「ねぇ、六華(リッカ)しない?」

    そう囁いた瞬間、空気が変わる。
    重くない、怖くない、むしろ華やかだ。
    まず間違いなく返ってくるのはこの言葉だろう。

    「六華って、何?」

    名前が可憐すぎる。
    六つの華。
    響きがやさしい。
    だから男女問わず誘いやすい。
    闇のギャンブルから、一瞬で気品あるテーブルゲームへと変貌する。

    だが、その中身こそが——
    凶悪だ。

    ルールは簡単。なのにプレイは濃厚。
    カードではなく、牌を使う。
    触れた瞬間、伝わる重量感。
    手の中で回転させた時の「カチッ」という音が気持ちいい。
    捨て牌が卓に落ちるときの乾いた衝撃が、心臓を叩く。

    触覚、聴覚、視覚。
    三つの感覚を支配してくる。
    ただのゲームじゃない。これは感覚の略奪だ。

    たった1枚の牌の選択が勝敗を決める。
    迷う。震える。読み合う。刺さる。
    「この1枚、捨てるか?抱えるか?」
    その1秒の判断が、生存と敗北を分ける。

    そして、最大の狂気。
    牌の上下が入れ替わる。
    ひっくり返した瞬間、色が変わる。数字が揃う。役が完成する。
    ありえない逆転劇が、突然目の前で起きる。

    叫ぶ、笑う、悔しがる、泣く。
    卓の上で感情が爆発する。

    気がつけば、口にしている。
    ——六華もう一回。

    なんだ、このゲーム。
    完璧か?天才の仕業か?それとも悪魔の仕掛けか?

    まだ持ってない?安心してくれ。
    この時代、クリックひとつで手に入る。
    箱は思ったより小さく、財布に優しい。
    なのに、得られる体験は巨大だ。

    いつか市場から消える前に——
    手に入れろ。六華は、人生を鮮やかに染める。


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    『ブラックフライデー』――暴落に笑う者、泣く者

    ブラックフライデー(Black Friday)│株価暴落と人間の本性を暴く、大人の投資サバイバル


    🎤 感想

    ――株。

    それは人々を狂わせる、最も身近で最も危険なギャンブル。
    現実の世界では、一歩踏み出すだけで震えるほどの勇気が必要だ。
    失敗すれば、失うものはただの数字じゃない。
    自尊心、信頼、未来。

    誰だって、心のどこかで思う。
    「できれば触れずに生きていたい」と。

    だが、そんな弱気な心を嘲笑うかのように、このゲームは現れる。

    ――ブラックフライデー。

    ルールは単純。
    安く買い、高く売る。
    投資の基本、それだけ。

    そう聞くと、「投資を学べるゲームなのかな?」

    ――違う。

    これは学びのゲームじゃない。
    これは堕落のゲームだ。

    静かに忍び寄る暴落の影。
    黒い袋に手を伸ばす、その瞬間の心拍数。
    祈りにも似た感情と、指先の震え。
    そして引き当てる―― 黒。

    たった一つのコマが、
    積み上げた資産も、希望も、笑顔さえも、
    容赦なく地獄へ突き落とす。

    相手が積み上げた株が瞬間で崩れ落ち、
    チャートが垂直に落下するその刹那、
    テーブルに響く乾いた笑い声。

    「ざまぁみろ。」

    普段なら言わないその言葉が、
    なぜか心地いい。
    なぜか笑ってしまう。

    友情は揺らぎ、理性は崩れ、
    人間の本性が露わになる。

    これは数字の戦いじゃない。
    感情のジェットコースター。
    欲望と絶望のサバイバル。
    理性が吹き飛ぶチキンレース。

    そして最後に残るのは、
    勝者の乾いた笑みと、敗者の静かな絶望。

    「ブラックフライデー」

    ――さぁ、金を握りしめて、地獄の扉を開けろ。


    🕹 ボードゲーム「ブラックフライデー(Black Friday)」解説

    —— 大人のための、堕落と絶望の投資ゲーム

    フリードマン・フリーゼ作のボードゲーム
    「ブラックフライデー(Black Friday)」をご紹介します。

    株の売買を通じて資産を増やすゲームですが、動画投稿者が語るように
    「人が堕ちるザマを見れる」「大人のための堕落ボードゲーム」
    という表現がぴったりな、スリルと絶望に満ちた作品です。

    このゲームの主役は株でも利益でもありません。
    —— 市場の大暴落(ブラックフライデー)です。

    🎯 ゲームの目的

    株を売買し資産を増やし、最終的に一番多くのお金を持つプレイヤーが勝者。

    💹 株価の変動システム

    行動 結果
    買われた株 価格が上昇(右へ移動)
    売られた株 価格が下落(左へ移動)

    安い時に買い、高くなったら売る。 しかしそれだけでは生き残れません。

    🧨 最大の特徴「株価の大変動」

    • 黒い袋からコマを引く
    • 色 → その株価が急上昇
    • 黒 → 大暴落開始

    ゲームが進むほど黒が増え、破滅が近づく。

    🏅 安全資産「金塊(ゴールド)」

    • 価値が絶対に下がらない唯一の資産
    • ただし価格は上がり続ける

    💡 戦略の肝

    いつ株から逃げ、金塊へ避難するか?

    🕳 魅力

    暴落と絶叫、欲望と絶望。
    人間の本性がむき出しになるチキンレース。
    笑いと悲鳴が同時に響く最高のパーティゲーム。

    📝 まとめ

    • 儲けたいが、逃げるタイミングを誤れば破滅
    • 暴落は確実に迫る
    • 欲望と破滅の綱渡り

    欲望と破滅が交差する瞬間こそ、このゲームの醍醐味。


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    月の満ち欠けをテーマにした美しいパズルゲーム『ノヴァルナ (Nova Luna)』。
    見た目は穏やかで優雅な雰囲気をまといながら、その本質は驚くほど戦略的で、悩ましさに満ちています。
    今回は、動画の内容をもとにゲームの目的、ルール、そしてこのゲームの核心であるジレンマを解説し、最後に実際にプレイした感想をお届けします。


    🎮 ゲームの基本情報

    • ゲーム名: ノヴァルナ (Nova Luna)
    • プレイ人数: 1~4人
    • 勝利条件: 自分のコマ(トークン)を誰よりも早く全て盤上に配置すること

    📌 ゲームの進行とルール

    ① タイルの獲得(月の満ち欠け)

    場には円状にタイルが並び、中央に「月(ムーン)」コマがあります。
    プレイヤーはその月コマの位置から時計回りに3つ先までにあるタイルの中から1枚を選んで取ります。
    タイルを取ったらその場所へ月コマを移動し、次のプレイヤーの選択可能範囲が変化します。

    ② 時間の消費と手番順(タイムトラック)

    タイルには1〜7の数字が書かれており、これは「時間コスト」です。
    取った数字分、自分の手番コマを外周のトラックで進めます。
    このゲームは交互手番ではなく、一番後ろのプレイヤーが手番を行う仕組みとなっています。
    コストの低いタイルを取れば連続手番が可能になる一方、コストの高いタイルを取ればしばらく自分のターンが来ません。

    ③ タイルの配置と課題達成(パズル要素)

    獲得したタイルを自分の場に配置し、タイルに描かれた課題(例:青2つ、赤3つなど)を達成すると、
    そのアイコンに自分のコマを置くことができます。
    これを繰り返し、誰よりも早くコマを使い切ることが勝利への鍵になります。


    🔥 このゲームの魅力「悩ましいジレンマ」

    • コストが高いタイル: 課題は簡単でコマを置きやすいが、手番が遠のく
    • コストが低いタイル: 課題が難しいが、強力な連続手番が狙える

    さらに、自分が欲しいタイルを取ると月コマの位置が変わり、
    相手に有利なタイルを渡してしまう可能性が生まれます。
    欲望と牽制の狭間で揺れる選択——この緊張こそ『ノヴァルナ』最大の醍醐味です。


    🎤 感想

    月の満ち欠けを象った、静かで美しい世界。
    青と黄のタイルが並ぶその盤面は、一見すると穏やかで、どこか神秘的ですらある。
    ——しかし、その中心に鎮座する「月の顔」。
    その表情だけは、どうにも許しがたい。

    笑っているのか、見下ろしているのか、嘲っているのか。
    プレイヤーが苦悩するほど、その目線は鋭く感じられる。
    まるでこう言っているかのようだ。

    “その選択、本当に正しいと思っているのか?”

    そう、このゲームはただのパズルではない。
    欲しいタイルは明確になっていくのに、手は届かない。
    相手も狙っている。未来の手番を読む、その一手がすべてを変える。

    自分の手番を重ねるには、相手よりもタイムトラックの後ろにいなければならない
    ではどうするか?
    答えはひとつ。

    “難しいタイルに挑戦せよ。”

    欲望か、戦略か。
    短期の成果か、長期の勝利か。
    ——複数のジレンマが重なり、思考はねじ切られる。

    ゲームに本気になればなるほど、あの月の顔が許せなくなっていく。
    そして問いかけられる。

    “あなたは、この顔面を許せるか?”

    その答えは、盤上に残された最後の一手が教えてくれる。


    🎬 動画


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    可愛い動物コマとシンプルなルール。
    しかしその中身は、友情と信頼を揺さぶる「心理戦の地獄」が詰まったボードゲーム。
    今回は、ライナー・クニツィア作『ボツワナ (Botswana)』を動画を元に紹介します。


    🎥 動画紹介

    参考にした紹介動画はこちら:


    🦁 『ボツワナ』とは?どんなゲーム?

    動画紹介の冒頭でも語られていた通り、このゲームは
    「人の幸せと頑張りを潰すボードゲーム」です。

    自分が集めた動物コマの価値は、
    最後に誰かが出したカードの数字で決まります。
    つまり、どれだけコマを集めても、最後の1枚で0点にされる可能性が常にあるという恐怖。


    🎮 ルールまとめ

    コンポーネント

    • 動物カード:5種類(0〜5の数字 各1枚)
    • 動物コマ:5種類

    準備

    • カードをよく混ぜ、全員に配り切る
    • 動物コマをテーブル中央に置く

    プレイ手順

    1. 手札からカードを1枚出す(同種は重ねて置く)
    2. 好きな動物コマを1つ取る(カードと種類は無関係)

    終了条件

    いずれかの動物カードが全種類(0〜5)揃った瞬間に終了

    得点計算

    • 場にあるカードの山の一番上の数字 = その動物1個の点数

    例:

    • ゾウの山の上が「5」 → ゾウ1個 = 5点
    • ライオンの山の上が「0」 → ライオン全部 = 0点

    🔥 戦略のポイント

    • 「0」のカードをいつ出すかが勝敗の鍵
    • 集める動物は選択と読み合いが重要
    • 相手の手札と心理を読み、裏をかく駆け引きが熱い

    🎤 感想

    このゲーム、プレイする仲間を本当に間違えてはいけない。
    なぜって?
    100%、争いごとが起こるからだ。

    最初は笑って始まる。
    テーブルに並ぶ可愛い動物コマ。
    「どれを集めようかな?」なんて軽い雰囲気でゲームは始まる。
    だが――その可愛さに油断した者から、地獄を見る。

    『ボツワナ』の恐ろしさは、
    ただ相手の点数を下げる、ただ妨害する……そんな生優しい話ではない。

    相手の資産価値を完全に“0”にする。
    ゼロ。
    無価値。
    積み上げた努力を、一瞬で虚無に変える数字。

    そしてこのゲームの悪魔的ポイントは、
    それが最後の最後で起こるということだ。

    中盤でならまだ笑っていられる。
    「はいはい、そう来たか〜」と切り替える余裕がある。
    だが終盤、勝利目前で出された“ゼロ”は違う。

    それはもう、事故ではない。
    宣戦布告であり、関係破壊兵器だ。

    カードが静かに置かれ、場の空気が凍る。
    視線が交差し、沈黙が落ちる。
    心の声が聞こえる――

    「お前か。」
    「許さない。」

    多くのボードゲームは「本気でやればやるほど面白い」と言える。
    でも、この『ボツワナ』だけは違う。

    本気になりすぎると、人間関係が壊れる。
    友情、信頼、笑顔──すべてがゼロになる可能性すらある。

    だから私はあえて言う。

    このゲームは“半分本気”で遊べ。
    笑って許せる心の余裕を持って挑め。

    それができないなら、あなたは必ず、最後にこうつぶやくだろう。

    ――「なんであそこでゼロ出すんだよ!?」

    だけど、また遊びたくなる。
    裏切りの快感が、癖になるから。


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  • 『Codex Naturalis』レビュー:美しいカードで戦う戦略パズルの決定版

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    Codex Naturalis(コーデックス・ナチュラリス)│美しさと焦りが交錯する知的レースゲーム

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    今回は、カードを重ねて自分だけの古文書(コーデックス)を構築するボードゲーム
    『Codex Naturalis(コーデックス・ナチュラリス)』について、
    動画レビューの要点と実際に見て感じた感想をまとめました。


    🎬 レビュー動画



    📌 Codex Naturalisとは?

    カードを四隅で重ね合わせて配置し、資源を管理しながら得点を稼ぐパズル型ゲーム。
    しかし、同時に20点先取のレース要素を持つスピーディーなゲームでもあります。

    🎯 目的

    カードを配置して得点を獲得し、スコアトラックで20点に到達すること.
    誰かが20点を超えた時点でゲーム終了し、最終得点の最も高いプレイヤーが勝利します。

    🃏 カードの種類

    • 資源カード(ノーマル):背景に装飾がなく地味。条件なしで置きやすい。
    • 財宝カード(金カード):金箔の装飾。プレイには資源条件が必要だが得点が高い。
    • 目標カード:終了時得点になる特殊条件のカード。

    🔧 手番の流れ

    1. 手札3枚からカードを1枚プレイ
    2. 公開カードまたは山札から1枚補充

    📍 配置ルールのポイント

    • カードは四隅を重ねるように配置する
    • 見えているアイコン=所持資源として扱う
    • 隠れたアイコンはカウントできない
    • 裏面プレイも可能(永続資源1つ)
    • 角が欠けている場所には置けない

    💰 財宝カードの条件

    指定アイコン数を満たすとプレイでき、即時得点を獲得できます。

    🏆 得点方法

    • 即時得点(財宝カード)
    • 共通目標
    • 個人目標

    📝 感想

    なんとなくクリックしたこの動画。
    正直、最初はあまり期待していなかった。
    「パズルって言っても、カードを重ねていくだけでしょ?」
    そう思っていた。──その瞬間までは。

    しかし、実際に内容を知っていくと考えが一変する。
    得点を稼ぐためには、
    どのカードを、どの角に、どの順番で重ねるのか。
    その一手一手が、まるで繊細な外科手術のように悩ましい。

    かといって、のんびり完璧に組み上げればいいわけでもない。
    このゲームには、静かなパズルの仮面を被ったスピードレースの側面がある。
    先に20点を取られてしまえば、そこで終了。
    だから心は常に揺れ動く。

    妥協か、完璧か。その狭間で手が震える。

    美しさと焦りの共存──この緊張感こそが Codex Naturalis の醍醐味だ。

    そしてもうひとつ、どうしても触れたいことがある。
    カードが、とにかく美しい。
    「それ必要?」と思うかもしれない。
    しかし道具の美しさはモチベーションに直結する。

    金箔のきらめきが指先に触れた瞬間、
    「もっと綺麗に重ねたい」と自然に思わせる力があるのだ。

    ──やってみたら、きっとわかる。


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